SAS・いびき治療用のマウスピースを作製

睡眠時無呼吸症候群のイメージ写真

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠時に呼吸停止したり低呼吸になる病気です。
いびきがうるさい、日中の眠気がある、朝起きると体が重い、などの症状が特徴的です。
この病気の患者様に対し、マウスピースを作製することがあります。
専用のマウスピースによって下顎を上顎よりも前に出るように固定し、気道を広く確保し、いびきを解消します。

顎関節症について

顎関節症は、何らかの要因によって顎関節の辺りに支障が起こる病気です。
痛みや機能低下が起こり、食事や会話に影響が出ます。
顎関節症の代表的な症状は、

  • 顎が痛む(顎関節痛)
  • 口が開かない(開口障害)
  • 顎を動かすとカクカク音がする(顎関節雑音)

の3つです。このような症状が見られたときは当院をご受診ください。

顎関節症の治療とセルフケア

顎関節症の主な治療およびセルフケア法には、マウスピース療法、薬物療法、行動療法、マッサージなどがあります。重症の場合は外科手術が必要になります。
このうちマウスピース療法は、上顎あるいは下顎の歯列に被せるマウスピース装置を睡眠中に使用し、夜間の無意識な食いしばりや歯ぎしりによって生じる顎関節や筋肉への負担を軽減させます。
薬物療法は、鎮痛薬で炎症を鎮めたり、痛みで凝り固まった筋肉に筋弛緩剤を投与して緩めたりします。
行動療法は、「食いしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」などの無意識に行っている行動や、片側の口でばかり噛む習慣を是正する方法です。
また、顎のあたりを軽くマッサージすることにより、症状が軽くなることもあります。